努力の適正量を知る方法

コラム

努力の適正量を知る方法

努力をしているとき、ふと「自分はどれくらい頑張れているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか? 私自身、学生の頃に運動部に所属していましたが、その練習が「緩いのか、それとも厳しいのか」当時はよく分かりませんでした。たとえば一日どれくらい走ったら十分なのか、あるいは足りないのか。その基準が分からず、ただ「もっとやれ」と言われれば走り、「休め」と言われれば従うしかなかったのです。 そんな経験は社会人になってからも続きました。仕事や勉強に打ち込んでいると、「これってやりすぎてるのかな?」「もっと頑張れるんじゃないか?」と迷う瞬間が必ず訪れます。努力というのは目に見えにくく、つい自分を過小評価したり、逆に過信して無理をしてしまったりするものだからです。 では、どうすれば「ちょうどいい努力の量」を知ることができるのでしょうか?

1. 努力を数値化する

  • 時間:何時間取り組んだかをタイマーやアプリで記録する
  • 成果物:書いた記事数、走った距離、学んだページ数などで可視化する
  • 継続日数:何日連続で取り組めているかをチェックする

数値化すると「意外とやってない」「思った以上に続けている」と、自分を客観的に把握できます。

2. 体と心のサインを見る

  • 寝ても疲れが抜けない → 頑張りすぎ
  • やる気はあるのにダラダラしてしまう → まだ余力あり
  • 集中していて楽しさを感じる → 適正な努力状態

3. 周囲と比較してみる

普段は他人と比べない方が良いですが、努力の目安を知るには参考になります。

  • 同じ分野で成功している人の練習量やスケジュールを見る
  • 自分が過剰にやりすぎていないか、逆に緩すぎないかを確認する

4. 定期的に振り返る

1週間や1か月単位で「できたこと」「できなかったこと」を記録します。

  • 成果が少ないのに疲労ばかり溜まる → 頑張りすぎ
  • 楽しめているのに伸びが止まる → やり方の工夫が必要

まとめ

  • 数値化して客観視する
  • 体と心の声を聴く
  • 他人の基準を参考にする
  • 振り返りを習慣にする

この4つを意識すれば「もっと頑張れるのか」「頑張りすぎなのか」を見極められるようになります。

著者のひとりごと

自分のペースで頑張ることはとても大切です。頑張りすぎて体を壊してしまっては本末転倒になってしまいます。
一方で、もし伸び悩みを感じているなら、新しい方法を試してみるのも良いでしょう。少し挑戦してみて「これは自分には合わない」と思えば、そのときに変えればいいのです。
また、「ナンバーワンを目指さなくてもいい、他人と競わなくてもいい」という考え方もありますが、やはり明確な目標があると努力を続けやすいのも事実です。大事なのは、自分に合った目標を見つけて、それに向かって無理なく頑張れることではないでしょうか。

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